どうも、くりまろと申します!
2024年10月24日、ハイレゾ音源配信の音楽サブスクリプションサービス「Qobuz(コバズ)」が日本に上陸しました。
音楽は大好きですが、正直なところ音質の違いはよく分からない——。
そんなが僕があえてQobuzを試してみました。
本記事では、音の違いが分からない僕がQobuzを使用した感想をお伝えします。
結論から言うと、「音質目当てでなければ、あえてQobuzを選ぶ必要はない」というのが正直な意見です。
サービス自体は非常に良いと感じましたが、利用料金の高さがネックになっています。
以下では音質にはあまり触れず、機能面や楽曲ラインナップ、利用料金といったポイントに注目して見ていきます。
Qobuzの良い点
【良い点1】 使いやすいデザイン
再生画面には再生バー、リピート、シャッフルといった基本的な機能ボタンが見やすく配置されており、基本操作で迷うことは無いと思います。
当たり前の事と思うかもしれませんが、基本操作が分かりにくいサービスも中にはあるので、実は大事な点です。
再生画面には現在再生中の音質が表示され、そこをタップすると音質設定画面に遷移します。
音質を売りにしているサービスならではの気の利いた仕様です。
画面を左右や上にスワイプするだけで、再生履歴や再生リスト、楽曲クレジットにスムーズにアクセスできるのも便利です。
さらにPC版では操作をショートカットキーで実行でき、丁寧にキーのヘルプも用意されています。
全体的にユーザーのことを考え抜いた、使いやすいデザインになっていると感じました。
【良い点2】充実した楽曲情報
個人的に驚いたのが、楽曲クレジットの充実ぶりです。
アーティストや作曲者はもちろん、楽曲によってはレコーディング時の演奏者やエンジニアまで確認できます。
音楽マニア向けのサービスであることが、この点からも見て取れます。
【良い点3】豊富な音楽関連コンテンツ
Qobuz内に”マガジン”というものがあり、アーティストの紹介記事やインタビュー、オーディオ機器に関する解説など、音楽関連の読み物を楽しめます。
記事の長さも様々で、サクッと読める短いものから、読み応えのあるボリューミーなものまであります。
このような音楽を聴くだけにとどまらないコンテンツは、他の音楽サブスクには見られない独自の要素です。
気になる不満点
【不満点1】やや物足りない楽曲ラインナップ
SpotifyやAmazon Musicといった大手サービスと比較すると、配信楽曲数では見劣りします。
特に邦楽が手薄で、他のサービスでは配信されているにもかかわらず、Qobuzでは視聴できない楽曲が散見されました。
とはいえ、楽曲が極端に少ないわけではありません。
一般的な音楽視聴であれば、十分満足できるラインナップは確保されています。
また、日本でのサービス開始直後ということもあるので、邦楽ラインナップは今後も拡充されていくでしょう。
【不満点2】割高な料金設定
Qobuzの利用料金は、他のサブスクと比較して割高になっています。
他のサービスと比較すると、以下のように明確な差が見られます:
サービス | Qobuz (月額プラン) | Spotify | Apple Music | Amazon Music Unlimited |
---|---|---|---|---|
月額料金 (個人プラン) | 1,480円 | 980円 | 1,080円 | 1,080円 |
なお、公式ウェブサイトでは年額プランの月換算額である「¥1,280/月」が強調して表示されています。
月額プランの料金は下部に小さく記載されているので、注意してください。
【まとめ】高音質求めないなら、他サービスで十分
本記事では、Qobuzの音質以外に着目してレビューをお届けしました。
実際に使ってみて、Qobuzはユーザーフレンドリーな高品質なサービスだと感じました。
使いやすいデザイン、詳細な楽曲情報、充実した音楽コラムなど、快適な音楽ライフを送れる要素が詰まっています。
もちろん音質にこだわる方であれば、ハイレゾ音源も楽しむことができます。
しかし、他サブスクと比べて高い料金設定となっています。
本記事では触れませんでしたが、Qobuz最大のメリットはハイレゾです。
高音質を求めるユーザーにとっては料金に見合った価値があるかもしれません。
一方で、音質を重視しないユーザーにとっては、より安価で豊富な楽曲ラインナップを持つ他のサービスで十分であり、Qobuzを選択する必要性は低いというのが率直な意見です。
初回1ヶ月の無料トライアル期間が用意されているので、興味のある方は一度試してみるといいでしょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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