ノイキャンいらず！？4,000円のイヤーマフで静寂を手に入れた

「集中したいのに、雑音が気になる」
「ノイキャンイヤホンを買ったのに、期待ほど静かにならなかった…」

そんな経験、ありませんか?

どうも、くりまろと申します！

僕も以前、2万円以上するノイキャン搭載イヤホンを買ったのですが、「思ったより雑音が消えない…」とガッカリした経験があります。

そんなとき試してみたのが、イヤホンの上から防音イヤーマフを装着する方法です。

本記事では、この「イヤホン+イヤーマフ」という組み合わせがなぜいいのか解説し、僕が実際に使っているイヤーマフを紹介します。

そもそもノイキャンには得意な音・苦手な音がある

まず、ノイキャンについて簡単に説明します。

実は、ノイキャンには得意な音域と苦手な音域があるんです。

得意とするのは、低音域のノイズ除去です。

一方で、中高音域の除去は苦手です。

苦手な中高音域は、イヤホンやヘッドホン本体の物理的な遮音性でカバーしています。

つまり、ノイズを効果的にカットするには、ノイキャン機能と物理的遮音性の両方が優れている必要があります。

防音イヤーマフがノイキャンの代わりとしておすすめな理由

【理由1】中高音域を大きく軽減

防音イヤーマフは、厚いクッションとカップで耳全体を物理的に密閉し、音を遮断します 。

ただシンプルに、すべての音を物理的にブロックするというものです。

これにより、ノイキャンが苦手とする中高音域の騒音を大幅に軽減できます。
キーボードの「カタカタ」も、人の話し声も、しっかり軽減してくれます。

低音域については、中高音域ほどではないものの、そこそこ軽減できる効果があります。

加えて、イヤーマフの下でイヤホンから音楽を流してしまえば、周りの音はほぼ気にならなくなります。
この没入感は、並のノイキャンではなかなか味わえません。

【理由2】価格が安い

高性能なノイキャンを搭載しているイヤホン・ヘッドホンは数万円します。

一方、防音イヤーマフは4,000円〜5,000円程度で購入できます。

遮音目的だけで考えるなら、イヤーマフはめちゃくちゃコスパが良いです。

【理由3】バッテリー切れと無縁

ワイヤレスイヤホン・ヘッドホンはバッテリーが切れたら使えません。
長期間利用していれば、バッテリー持続時間も短くなってきます。

イヤーマフは完全にアナログなので、バッテリー問題とは無縁。
長時間・長期間の使用ができるのも嬉しいポイントです。

筆者愛用の防音イヤーマフ：3M「PELTOR X2A」

僕が実際に使っているのは、3M社のPELTOR X2Aです。

3Mは、アメリカに本社がある企業です。
付箋の「ポスト・イット」や掃除用品の「スコッチ・ブライト」などを作っている会社、と言えばピンとくる方も多いはず。

その3Mが作る防音イヤーマフが「PELTOR」シリーズで、X2Aはそのラインナップの一つです。

以下、僕が実際に使用して感じたことをお伝えしていきます。

日常生活では文句なしの遮音性能

初めて装着したとき、「こんなに静かになるのか！？」と本気で驚きました。

掃除機かけてるときって、イヤホンで音楽を流しても掃除機の音でかき消されてしまいますが、イヤーマフをしたらはっきりとイヤホンの音を聞き取れるようになりました。

個人的には、日常生活レベルの雑音に関しては文句のない遮音性能です。

締め付けの強さは遮音性の代償

最初に装着したとき、静寂よりも先に感じたのは締め付けの強さでした。
正直な話、「自分には合わなかったかも…」と不安になったくらいです。

数日使っているうちに徐々に慣れてきて、今では問題なく使用できています。

ただし、やはり長時間装着し続けると、さすがに疲労感は出てきます 。

快適に使うためのポイントは2つ。

この2つを意識するだけで、だいぶ変わります。

慣れてしまえば、締め付けによる多少の疲労感など、圧倒的な静寂というメリットの前では気にならなくなりました。

ただし、この点については個人差もあると思います。
「合わない人には合わないだろうな」というのが、正直な感想です。

大きいので持ち運びに不便

ヘッドホンのようにサイズが大きいので、カバンに入れて持ち歩くには少々不便です。

持ち歩くのが嫌な場合は、自宅用・職場用など複数用意しておくのもいいかもしれません。

PELTORのモデル比較：どれを選ぶべき?

PELTORには様々なモデルがありますが、ここではX◯Aシリーズを比較します。

モデル	NRR(遮音性能)	重量	カップ部厚み
X1A	22dB	184g	46mm
X2A	24dB	220g	62mm
X4A	27dB	234g	46mm
X5A	31dB	351g	81mm

X◯Aシリーズの各モデル特徴

※僕が実際に使っているのはX2Aのみなので、他のモデルについては公式情報からの推測になります。

X1A

NRR：22dB / 重量：184g / カップ部厚み：46mm

重量が最も軽い。
遮音性能はX2Aより2dB落ちる。

X2A

NRR：24dB / 重量：220g / カップ部厚み：62mm

遮音性と快適性のバランスが良い。
実際の使用感もここまでお伝えした通り良好。

X4A

NRR：27dB / 重量：234g / カップ部厚み：46mm

X2Aと比較して、遮音性能が3dB高く、重量は14g増。

X5A

NRR：31dB / 重量：351g / カップ部厚み：81mm

今回紹介する中では遮音性能が最も高い。
ただし、重量が351gと一気に重くなります。
カップ部も一番厚い。

どれを選べばいい?

スペック表からの判断になりますが、日常生活で使用するなら、X1A、X2A、X4Aの中から選ぶのがいいと思います。

X5Aは遮音性能は高いですが、重量がありサイズも大きいので、騒音の大きい職場向けかと思います。

まとめ

今回は、ノイキャンの代わりとして防音イヤーマフを紹介しました。

「仕事や勉強に集中したい」
「音楽に没頭したい」
「高価なイヤホン・ヘッドホンには手が出ない」

そんな方に、防音イヤーマフはとてもおすすめです。

僕自身、この「イヤホン+イヤーマフ」の組み合わせに出会ってから、ノイズに悩まされることが無くなりました。

性能・コスパの両方に優れたイヤーマフ、ぜひ試してみてください。